では実際にどういう装置をつなぐのか、写真で見てみよう。
ちょっと分かりにくいが、今までのシステムと言うのは左上にあるDCマトリクス⇒ケーブル⇒一番上のプローブカード という接続で10MHzまでの測定をしていた。もちろんこっちにもAdvantageはある。とても低い電流(fAレベル)が測定できる点である。しかし、高周波の測定は出来ない。
そこで、Genusマトリクスの登場である。DCマトリクスからのケーブル全てをまとめて、GTS Matrix(Genus)へ入れると同時に高周波用パルスジェネレータやオシロスコープ等を接続している。そして500MHz〜最大3GHzまでいけるボードに攻守は対応プローブカードをつけてDCとRFを同時に測定すると言う物である。
入出力の端子の数やRFの周波数、そしてかかる電圧・電流(特にESDテスト等を同時にやる場合)はアプリケーションによって大きく変化するので、カードは受注生産としている。ぜひまずは「こんなのが出来るか?」という事を問い合わせてほしい。