このロットレベルコンポジット解析を応用すると様々なものが見えてきます。
例えば不良デバイスを「何のテストで不良したデバイスなのか?」で分類し、その原因毎にロットレベルコンポジット解析を行うと、そのロットの持っているデバイスの不良傾向が見えてくることがあります。
ウエハ中心でフェイルしていたデバイスはある特定のテストで必ず不良したデバイスだったり、ウエハの右下はIDDQ系のテストで不良したデバイスが集中していたり、といった傾向がわかれば、そこからプロセスを追って不良原因を特定し、原因を改善することによって、根本的な品質を向上させると共に、歩留まりを向上させることも可能となります。
つまり、応用して使用することによってプロセスモニタとして活用することも可能になるのです。