一般的に、ウエハテストでは、常温、高温、低温等、温度を変えてテストすることによって、それぞれの温度でのデバイスの温度特性を見たりします。
このテストでもテストリミットを設けて、そのテストリミットから外れたデバイスを不良デバイスとして判定します。
しかし、高温と常温のテストを見比べた際に、左図のようにテストリミットには収まっているけれども、常温時と高温時のテスト結果の差が大きなデバイスがあったりします。
これらのデバイスは温度依存のアウトライアとして、その危険度によっては、不良デバイスとして取り除くべきものなのですが、テストリミット内に収まってしまっているために通常のパラメトリック解析のアルゴリズムでは発見することができません。
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