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Streetwise™の解析スピード

以前、Streetwise™の導入の効果についてご説明しましたが、製造TAT(Turn Around Time)の短縮が求められている昨今、Streetwise™導入時の解析スピードについても非常に気になる所かと思います。
今回はStreetwise™の解析時間についてご説明したいと思います。

2008年8月

 

解析スピードについて紹介する前に、まずはStreetwise™のサーバークラスター機能について説明します。下図はそのサーバークラスター機能の概念図になります。
Streetwise™では、Streetwise™解析専用サーバーで解析を行いますが、その際に一台のサーバーだけで解析を行うのではなく、2台、3台とサーバーを併設して同時に解析を行うサーバークラスターという機能があります。
Streetwiseサーバークラスター図

このサーバークラスター機能を行うことにより下記のような効果が得られます。

■解析スピードの向上
1台のサーバーでは解析スピードに限界が出るが、2台、3台と併設することにより、解析スピードが向上。

■サーバーダウン時の補完機能
1台のサーバーが何らかの理由でダウンした場合、他の2台のサーバーが代わりに解析を行うため、工場の生産が停止する心配がない。また、相互にバックアップを取ることもできるため、サーバーダウンによりデータを失った場合でも、稼動しているサーバーにバックアップデータが残る。

このサーバークラスター機能を用いることによって、解析スピード及び緊急時の問題を解決することが可能な仕組みになっています。

   
解析スピードに関しては、ウエハのチップ数とテスト項目数、Streetwise™で行う解析の種類によって変わります。下記表では、Streetwise™でウエハソートデータを解析した時に、1時間にどのくらいのウエハを解析できるのか?その目安が記載された表になります。
Streetwiseの解析スピード

例えば、3番の「STDF Based Analysis - Medium End」を例にとって説明すると、
まずデータ解析フォーマットがSTDFファイル(Standard Test Data Format)で、1枚のウエハにつき、500パラメトリックテスト項目を持ち、そして4000チップのデバイスがあるウエハを、Streetwise™のパラメトリック解析とジオグラフィック解析両方で解析した場合、サーバー1台であれば1時間にウエハ30枚(表中青い数字)、2台であれば1時間にウエハ50枚(表中括弧のついた青い数字)を解析。という結果になります。

括弧で示された数字にあるようにサーバーを2台に増やせば、2倍とまではいきませんが解析スピードを大幅に向上させることが可能です。これを3台、4台と併設させることにより、より解析スピードを高めることが可能です。

このようにStreetwise™は生産ラインでも安心してお使いいただけるように、緊急時や解析スピードまで考慮された設計になっているのです。

   
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