-IEEE MTT-S IMS2008-

毎年恒例となったIEEE MTT-S IMS(International Microwave Symposium)2008がジョージア州アトランタにて開催された(6月15日〜20日) RF及びマイクロ波に関連した540社以上の出展企業と1万人以上の出席者が集まった。
プリント基板加工機を扱うT-TECH社も出展し、延べ200人近いお客様がブースを訪れてくださいました。プリント基板の試作、加工を「簡単」「安価」に行える加工機に関する関心の大きさを改めて実感した。
なぜ米国では日本以上にプリント基板試作加工機が注目されているのか?「簡単」「安価」だけではない、2つの大きな理由が考えられる。一つは「機密保持」もう一つは「環境」である。
展示会の様子を交えつつ、なぜ切削加工機が「機密保持」「環境」面に優れているかを説明しよう。

2008年7月

 

■機密保持の重要性

T-TECHのブースには絶えずお客様が訪れていた。
注目したいのは軍事関係の企業の方が多いということである。やはり軍事関係の企業となると、機密保持には細心の注意を払う必要がある。開発に携わる仕事に従事している方にとっては尚更のことだろう。
開発段階でプリント基板の試作の必要がある場合、むやみに外注を利用することが難しくなる。機密保持契約だけでは不十分ということだ。
当然のことながら一般企業でも機密保持の重要性は近年とても重要になってきている。社内で簡単にプリント基板の試作加工が行える「Quick Circuit」の利便性は外注コスト削減だけではないということである。




 会場

■会場とT-TECHブース
ブース2

■様々なプリント基板加工機


■環境保護

カーボンオフセットなど環境に対する意識が高まっている今日、プリント基板切削加工装置は環境保護の観点でも非常に有効な装置である。なぜなら従来のエッチングなどの方法では必ずエッチング液などの廃液処理が必要である。しかしT-TECH社製のプリント基板加工機「Quick Circuit」では薬品を使用することなく、ドリルによる切削でプリント基板のパターニングを行う為、廃液処理の心配が無い。
使用電源も一般家庭用100V電源で使用でき、大型の加工機と比べてはるかに少ない電力で駆動できる。環境を意識した企業からの問い合わせが増えている現実も理解できる。
地図

■展示会場地図(上)
アトランタ オリンピック記念公園に隣接している。

■会場入り口(左)

 会場
   
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