通常、プリント基板といえばリジット基板 (基板の基材に柔軟性のない絶縁体基材を用いたもの)を指すことが多い。 最近は機器の小型化、軽量化やリジット基板間を接続するためにフレキシブル基板が使用されることも増えている。フレキシブル基板とは、薄いポリイミドやポリエステルなどのフィルムで出来た基材の上に、銅箔の配線パターンを持ったプリント基板である。大きな特長としては、折り曲げることが出来るほど薄いという点である。 今回はフレキシブル基板を上手に加工する為の方法を紹介したいと思う。
左の写真がフレキシブル基板である。 折り曲げることができるほどに薄いフレキシブル基板を、切削加工することは非常に困難である。基板表面の銅だけではなく、基板をドリルが突き抜けてしまいかねないからだ。 ティアテックでは、フレキシブル基板を切削加工する場合に非常に有効な方法となるオプションとしてバキュームテーブルとエアープレッシャーフットを用意している。