早福荘日記

キリシタン紀行

(2012年 2月 26日)

2月に平戸検定試験が行われまして、その後の平戸観光ガイドの研修会が行われました。この日は平戸中部の教会巡りコースの研修に参加しました。案内役はご自身クリスチャンの観光ウエルカムガイドの先輩の高田さんでした。根獅子(ねしこ)のキリシタン史料館(浜は白砂の遠浅で夏は海水浴で賑わいます)をスタートにクリスチャンで被爆しながらも被爆者の介護に尽力し間も無く原爆症で亡くなった永井隆博士の臨終間際に描かれた14枚の「キリストの道行き」が飾られた木ヶ津(きがつ)教会。東洋第二の大きさ(第一は浦上教会)の紐差教会。最近、鶴併さんの家族に乾杯で放映された宝亀教会と巡りました。印象的だったのはガイドの高田さんは「宗教宗派に関係なく手を合わせて声にならない思いを心で祈る。感謝する事が信仰だと私は思っています」という言葉。高田さんが以前、韓国のプロテスタント(韓国はプロテスタントが多いそうです)カトリックの高田さんが平戸のカトリック教会をガイドした時に宗派を越えて一緒に賛美歌を歌って気持ちが一つになったというエピソードに心が動きました。1550年に日本で始めてキリスト教が伝道された平戸は280年にも及ぶ禁教弾圧を潜り抜けた軌跡があちらこちらに残っています。

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