早福荘日記

9の日座り込み・平戸

(2013年 9月 9日)

私が反戦・非核の意識に目覚めたのは東京で特攻隊員の奥様だった方と詩吟の会で出会ったからです。奥様は81歳、私は40歳の時です。初対面から私たちは意気投合。毎週の練習日に早めに待ち合わせて色んなお話をしました。ある日奥様が「戦争体験者がどんどん亡くなってます。この先、戦争体験を伝えてくれる人が居なくなる。どうしたらよいのかしら!」と、おっしゃった時に「私が引き継ぎます!」と答えました。そのすぐあとに奥様は亡くなりました。私は引き継ぎました。「ピースバトン」です。しかし何も出来ないまま平戸に移住しました。こちらで「9の日座り込み」のこの会を知り「引き継ぎをした自分に何か出来ることは無いか?」という思いで参加し3年になりました。この間、長崎の語り部の方、長崎ピースバトンの方、平和推進協会の方々と知り合いました。長崎市では次世代が戦争体験を継承し語り継ぎ平和を推進して行こう、と活動されています。それを平戸にも作りたい。と私は思い行動しているところです。映画「少年H」で少年が「あん戦争は何やったんや!」と叫びます。お父さんは「みんな、わけわからず戦争してたんや」と泣きます。ここにメッセージが込められていると私は共感しました。毎月9日、平戸市役所前12時に座り込みしてます。誰でもいつでも参加自由です。どうぞ。

※クリックすると大きな写真が表示されます。


 
閉じる