早福荘日記

遺産・隠れキリシタン

(2014年 9月 20日)

平戸の特徴は280年にも渡るキリスト教信仰弾圧の支配下にありながら納戸に隠してのキリシタン信仰。オラショと呼ばれる念仏は口伝えに受け継がれて来ました。世界でも類を見ない独特の信仰体形も遺産に含まれ、平戸、外海地区の限られた場所であることが国際的にも注目すべき点です。来年の世界遺産登録を目指す長崎の話題が増える事でしょう。それに基き今夏に平戸市で歴史的なイベントが行われました。バチカンでの枢機卿音楽ミサでアジアで初のオーケストラによる演奏の快挙を成し遂げた主席指揮者の西本智美さんの指揮による演奏会が8月に開催されました。(事後報告になってしまい、反省しています)西本さんのおばあ様が生月の隠れキリシタンの末裔という御縁です。ローマ法王からは隠れキリシタンを偉大なる信者として認めるメッセージが届けられたそうです。世界唯一の形に見えない世界遺産も含まれるのが特徴です。

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