春と秋に「おこぼ様」参りをします。弘法大師様の呼び名です。班で持ち回りで当番をして山の上にお祀りしている祠を掃除してお供えしています。昔は町民全員でして子供たちはお煮しめや混ぜご飯などをもらいに行って楽しいお祭りの一種だったそうです。高齢化が進み参加を辞退したりする家庭もあり、規模は小さくなったそうです。私は6年住んでいて初めて見学に行きました。御詠歌や般若心経などけっこう長くお弔いをします。台風が明日、九州に上陸の予報の最中、お昼に行事が終了した後に風雨が強まり翌日は鹿児島に上陸して吹き荒れました。天気が心配されましたが「おこぼ様」の行事は無事に済みました。平戸でも、このような行事はずいぶん無くなっているようです。また感慨深い行事を見させて頂いた、という思いでした。賄い作りは皆さん、楽しそうにしていました。ほんわかしました。 |