高電圧、高電流、微小電流までが測れる男プローブがここまで開発完了

最近、特に高電圧、高電流の測定希望が多い、FatProbeは高電流試験を「小さいニードル」にて測定をする技術(特許)だが、「大きなニードルでもいいので大電流を測定したい」という要望が特に高い。そこで、ティアテックでは大電流プローブの研究開発に力を入れた。お金と人件費をかけて調べ、設計し、実験を重ね、最終論にたどり着いた。遊びではなく、仕事と言う感覚はあるが、それでも出来たプローブの名前を「男プローブ」と名付けててしまった。これはある技術の人間が「単体のニードルでこれだけ流せるって事は【男】らしい!」という言葉から生まれたといっても過言ではない。その男プローブのベールがついに脱ぐ時が来た。製品には近日なる予定だが、まずはその特徴を紹介する。
2008年4月

 

男プローブの見た目はこのような形だ。

右下に見えるカッパー色がニードルの先端になる。上に見えるピン(5つ出ている)が測定器につながる端子になる。これら端子の全てがシグナルではない事は予想通りだが、この使い方に関してはまだ機密の部分がある。

〜6KV程度、50A〜100Aが測定できるプローブ

としては業界初であろう。その名の通り「男」振りを発揮している。さて、このプローブはどれくらいのリークがあるのかも調べた。するとトライアキシャル構造であれば1pA以下の測定結果が得られた。コアキシャルであれば100pA以下の測定だ。つまり、相当の微小電流も測定できるつわものだ。

プローブの仕組みをちょっと勉強してみよう。

プローブ自体には多くの電流を流す為にプローブを束ねた感じに見える。では束ねるだけか?そうではない。それではリークが増えてしまう。ではどうするか?そこがポイントの部分である。これ以上は実際に購入をしてもらいたいところだが、いくつかの不思議な技術がここには使われている。

1.高電流測定時発生する「超高温」対応

2.絶縁耐圧、超高抵抗構造体

3.微小電流をリークをさせない構造体

と言う部分が大きなところであろう。これが故に各メーカーから「早く製品をリリースしてくれ」とプッシュがあるのである。私も早くリリースしたいが、今日はまだリークや信頼性の試験をしている見である為、まだ約束は出来ない。しかし、2008年5月中でのリリースをしたいと思っている。ぜひ楽しみにしてもらいたい。

ちなみに、マニアックな方は「プローブの先端」の性能を知りたいと思う。そこでその答えを今回は回答しよう。

1.最小ニードルサイズ(予定)は50μm径になるだろう

2.流せる最大電流量(AC)は200Aをマックスとするだろう

3.プローブヘッドから最大4ピンまで搭載可能だろう

と言うことだ。これは面白い! 何が面白いかと言うと、マルチサイトのカードもこのプローブを利用することで可能になる可能性を秘めている。早く業界に紹介をしたい。

ちなみに、右の測定結果は男プローブ自体のリーク測定結果である。この結果はすばらしい。30A程度いけるニードルで1pA以下の結果が出ている、この結果を元に、ティアテックでは1nA以上であれば保証が出来ます、と胸を張っていえるだろう。(右の結果はチャンピョンデータです)

これで遂に車載デバイス関係(ハイパワーロジック含む)対応のニードルが正式に発表できると言うものだ。

男プローブが発売できる時期になったらまた紹介をしたいと思っている。

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