Streetwise™は良品デバイスの中からアウトライアを発見し、除去するソフトです。 それ故に歩留まりへの影響が非常に気になるかと思います。 今回はStreetwise™が歩留まりと初期不良に大してどのような影響が出るのかについての一例を紹介します。

STマイクロエレクトロニクスでは全面的にStreetwise™を導入されているのですが、 そのSTマイクロエレクトロニクスとStreetwise™の産みの親であるテストアドバンテージ
がAEC（Automotive Electronics Council)でPAT (Part Avarage Testing)より進んだアウトライアディテクション手法として共同プレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションの内容は今まで紹介してきたStreetwise™の機能についての説明が大半なので割愛しますが、ポイントとしては・・・・

Streetwise™を導入し、それを中心に品質向上活動を行った結果：

　●歩留まりは平均0.5％ダウン

　●PPMは約3.5分の1に減少

というすばらしい結果が出ています。

しかし、Streetwise™を導入すれば直ぐにこれだけの結果が得られるか？というとそういうわけではなく、やはりここに至るまでには初期不良のトレース、レシピの作成方法の改善、テストプログラムの見直し、設計へのフィードバック、プロセスの改善等、Streetwise™を中心にしながらを常に改善を行った結果達成できたようです。

ここまでの効果上げるには大変な道のりではありますが、Streetwise™をしっかりと活用することによって、初期故障を大幅に削減することが可能になり、いまや車載製品ではアウトライアディテクションは必須といっても過言ではないようです。

このSTマイクロ＆テストアドバンテージのジョイントプレゼンテーションに関してはこちらからダウンロードできますのでご興味がありましたらご覧ください。